国鉄廣島支社ブログ

広島都市圏の交通を主に扱っていきます。

スポンサーサイト

--.--.-- (--)
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

可部線輸送改善 ~電化延長と新駅整備~

2010.09.19 (Sun)

可部線輸送改善とは、大きく2つに分かれており電化延長・新駅整備利便性・速達性の向上がそれである。

今回は、電化延長・新駅整備について取り上げる。


現在の進捗状況は、今年度は約5000万円の予算が組まれ実施設計に入っており少しずつ進んでいます。


電化延長とは、2003年に廃線になった、可部以北の旧河戸駅~その先の荒下地区までの約2キロ延長し、2つの新駅を設置する計画です。事業費は30億円


青が現在の可部線 赤が計画路線 緑が駅 googleより

国鉄廣島支社ブログ

国鉄時代から電化延長は計画されていたが、河戸以北の沿線住民が切り捨てられるのを恐れ反対運動を起こした為、7年前に一緒に廃線になってしまった。


しかし、2003年の利用実績では一日9往復と少ない本数ながら、一日あたり120人あまりと旧可部線の中でも利用者が多い駅であった。(可部~三段峡の利用実績は一日あたり800人あまり)


そのため河戸地区の住民は、廃線以降電化復活を目指し地道な活動を続けており、ようやく行政が重い腰を上げた。

2008年可部線活性化協議会が発足され、現在の計画では、2015年度に完成する予定となっている。

電化延長と共に、中島駅付近にある変電所の増強や可部駅の配線変更・バリアフリーなども進められる。


新駅周辺には、安佐北区役所、簡易裁判所などの公共施設やスーパーなどの商業施設が集積しており、過疎化が進んでいる安佐北区のなかでも人口が増加している元気のある地区である。

上記の地図は、6年前のものである為、計画路線沿いに農地や空き地が目立つが、年々宅地化が進んでおり現在は、見違えるほど住宅が増えている。


そのため、最初は電化延長に反対であったが、旧可部線時代の利用実績や市の計画では周辺団地と新駅を結ぶバスを運行する計画を立てていることを考慮すれば、延長してもいいかな?という感じではある。


また、2つの新駅の2キロ圏内には、可部駅を利用している定期利用者が1450人ほどいるそうで、その人々が新駅にシフトする。また、市の予想では延長による新規利用者は一日あたり680人と予想しておりあわせて約2000人の利用者の利便性が良くなると考えられている。


課題といえば、可部線の収益の悪化である。

利用者増加が680人として、客単価が300円としても

年間7446万円の増収にしかならない

また、新駅にシフトし運賃負担が増加する利用者分を考えても、赤字経営には変わりないと思われる。


次回は、可部線輸送改善パート2です。





関連記事

コメント

1. 無題
久しぶりに明るい話題ですね。僕は河戸地区には行ったことがありませんが、終点付近に小さな車庫が作れそうなくらい土地がありそうですけどね。
可部線→新幹線、山陽線、呉線
などの利用も増えると思うのでJR的にも悪い話だとは思いませんけどね。
2. Re:コメントありがとうございます
>広島男児さん
返信が遅くなりました。
延長の終点には、空き地が広がっていますが地元住民が区画整理を計画しており、住宅メーカーに働きがけています。

最大のライバルであるバスや自転車に勝つのは容易ではありませんが、地元が応援しているので必ず勝てると信じています。

管理者のみに表示

トラックバック

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。